【長寿国で何が…】
所在不明となっている高齢者の数は、現時点では男女でさほど差はなさそうだ。しかし、厚生労働省のまとめによると、100歳以上の人口は昨年、全国に約4万人で、男性はほぼ7人に1人。仮に不明者が男女同数とすると、不明の危険性は男性が女性よりかなり高い。
介護関係者らはこの点を「さもありなん」と受け止める。男性の高齢者が介護予防や介護サービスを受けたがらないのは、関係者にとって共通の悩みだからだ。
◆根拠なき自信
東京都内の特別養護老人ホームの施設長は「男性は家にこもりがちで、『自宅にヘルパーさんが来るのも嫌』という人も多い。デイサービスに誘っても『妻が一緒でないと行かない』とか、『折り紙は嫌』と言って出てこない」とため息をつく。
人付き合いがないと、外出が億劫(おっくう)になって引きこもり、朝起きてテレビをつけ、一日その前でパジャマで過ごしがち。「『老化はある日突然やってきますよ』と忠告するが、『私は大丈夫』とか『誰にも迷惑をかけていない』などと、男性には根拠のない自信がある」と施設長は漏らす。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100814-00000072-san-soci
