インターネット証券5社の2010年4~6月期決算が29日、出そろった。株式売買が低迷し、SBI証券など3社が売上高に当たる純営業収益が落ち込んだ。オリックス証券と合併したマネックスグループと、外国為替証拠金取引(FX)の手数料が拡大した楽天証券の2社は増収増益となった。
市場規模の縮小を受け、SBI証券やカブドットコム証券は苦戦を余儀なくされた。松井証券は減収となったものの、経費削減により経常増益を果たした。
楽天証券はFXの受け入れ手数料が9割増となったほか、少額取引ができるミニ積立投資信託が好調に推移したことで、投資信託の取り扱い手数料も3倍に増加。株式売買手数料の減少をカバーした。
個人投資家の株離れが進み、「今後も相場はかなり厳しい」(マネックスグループの松本大社長)との見方が強い。とはいうものの、大手証券と比べると、ネット証券各社の業績は底堅い。資金需要の落ち込みなど景気悪化に左右される大手証券に比べ、ネット証券は株価下落局面においても、株からFXにシフトしており、投資家の取り込みがスムーズに進んでいる。
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