「肩車していた孫に手を引かれ」。老年世代を迎え、定年後をどう過ごすか悩んでいる人たちは少なくない。現役時代同様にパワフルに第二の人生を歩む人、仕事を辞めた喪失感に苦しむ人などさまざまだが、エリートと呼ばれたサラリーマンほど定年後のアイデンティティー確立に悩むという。そんなかつての企業戦士たちが文書を書くという共通項で「企業OBペンクラブ」に集い、互いの作品を批評し合いながらかくしゃくとした人生を送っている。(太田浩信)
◆団塊世代は若造
クラブは平成元年に設立。高度成長期を支えたサラリーマンたちが定年後、「書く」ことを新たな生きる支えとして作品を発表・批評し合う場として活動を続けてきた。会員は約70人。50代から90代までと幅広く、団塊世代はまだまだ若造だ。
活動は個性豊かな講師を招いて講演を行う月例会と7つの分科会が中心。分科会は、800字以内のジャンルを問わない文章で表現力を磨く「何でも書こう会」や原稿用紙30枚以内の短い小説を批評し合う「掌編小説勉強会」など、川柳、俳句、英語解読といった7つがあり、それぞれ月1回ほど開いている。どの分科会に顔を出すのも自由で、3つ、4つと渡り歩く猛者もいる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100330-00000038-san-soci
