四国八十八カ所のお遍路さんの宿「善根宿うたんぐら」が宇多津町にオープンした。大阪府泉大津市から入江宗徳さん(60)と妻徳子さん(59)が移り住んで管理人を務めている。高松市のNPO法人「遍路とおもてなしのネットワーク」(梅原利之理事長)が、空き家を活用したいと考えている地元の人を紹介。2人は第二の人生を歩み出した。【馬渕晶子】
◇大阪から移り管理人に
宗徳さんは、金属加工会社を1月末に退職したばかり。夫婦で約10年前から八十八カ所を10回以上も巡り、約20人の遍路仲間ができた。中には重病の夫と一緒に参拝する女性も。人情に触れ、退職後は「人の役に立てれば」と考えてきた。
徳子さんは「さまざまな願いを持つ人とお経を唱えていると、心がすーっと安らぐ。お遍路は人生の一部になった」と話す。知り合いに頼まれ、大阪から車椅子の人たちのツアーの案内役をしたことがあり、移動を手伝うためにヘルパー2級の資格も取得した。
夫婦は、遍路宿を営もうと思い立ち、08年春、NPOに相談。ちょうど、高松市に住むFM香川アナウンサー、中井今日子さんが、老人ホームに入った両親の空き家になった住宅を地域のために利用できないかと模索、相談を受けたNPOが「遍路宿にしたら、管理人希望者が現れるのでは」と提案し、探していたところだった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100223-00000287-mailo-l37
