ダービー馬の馬主としてテレビ番組などに数多く出演した関口房朗氏(74)が、自身が所有する人材派遣会社の株売却後も別の会社の人材派遣業を支援し、売却先と交わした競合禁止義務に違反したとして、売却先の投資組合が関口氏に、違約金として5億円の支払いを求めた訴訟の判決が25日、東京地裁であった。山崎勉裁判長は、「義務違反があった」として、請求通り関口氏に5億円の支払いを命じた。
関口氏は平成20年3月、自身が所有していた人材派遣会社の株式約68万株を約13億円で投資組合に売却。譲渡契約には、関口氏が経営者や株主、コンサルタントなどいかなる立場でも人材派遣業を行ってはならないとする条項が盛り込まれた。株譲渡と同時期に、関口氏が社長を務めていた「MVP」が人材派遣業を始めたが、関口氏は同月、社長を退任した。
山崎裁判長は、関口氏が社長退任後もMVPに5億円近い資金提供をしていたと指摘。MVPの経営を支援しており、譲渡契約違反にあたると結論づけた。
関口氏は、8年に日本ダービーを制したフサイチコンコルドなど「フサイチ」を冠名とした馬主として知られる。
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