「砂糖が上がると金が下がる」。金相場では有名な「格言」がこの夏、市場関係者の間で話題になっている。粗糖(精製前の砂糖)の先物価格が28年ぶりの高値水準で推移しているが、原因は世界2位の粗糖産出国のインドの大干魃。「世界一の金の買い手」でもあるインドの農家などが苦境に陥り、金需要が激減しているという。
インドでは、持参金やお守りとして、花嫁に金のジュエリーを持たせる習慣がある。5月の婚礼シーズンが近づくと、多くの父親が娘のために金を買い求める光景が各地でみられる。
インドの今年4~6月期の金需要は109トンと、国別でトップだったが、前年同期比では38%減と落ち込んだ。国際的な金の調査機関のワールド・ゴールド・カウンシルの豊島逸夫日韓地域代表は「降水量が記録的に少なく、サトウキビの収穫量が減り、農家の可処分所得が減る見通しとなったことも一因」と指摘している。実際、足元の金相場は軟調で、1オンス=900ドル台半ばで推移。豊島氏によると「欧米の金アナリストはインドの天候を常にチェックしている」という。
金融不安が残る欧州や、外貨準備高の分散投資を進める中国の需要が旺盛なことから、市場では「年内に再び1000ドルを超える」との観測が飛び交う。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090828-00000600-san-bus_all
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