裁判員がいきなり容疑者-。歌手で女優の酒井法子容疑者(38)に覚せい剤取締法違反容疑で逮捕状が出たことを受け、最高裁は7日、同容疑者が裁判員役で主演した裁判員制度PR映画について、使用自粛を決めた。くしくも全国初の裁判員裁判が東京地裁で前日に終わったばかりという“最悪”のタイミング。出演CM放送やCD発売にも影響が及ぶなど、各方面に大きな波紋が広がった。
主演女優が容疑者となったことで、最高裁が製作した裁判員制度のPR映画「審理」はお蔵入り必至だ。殺人罪に問われた被告が正当防衛を主張する殺人事件の審理に、酒井容疑者は裁判員として参加することになった主婦役で出演していた。
最高裁は7日、同作の使用の自粛を決定。HPでの無料動画配信を停止したほか、DVDやパンフレットの貸し出し、配布を中止。全国の裁判所などに掲示した広報ポスターは撤去する。今後予定しているイベントでの上映も見送る方向だ。
同作は5月に導入された同制度のPR映画第3弾で、製作費は約7100万円。時間は60分で、これまでDVDとビデオ計約19万5000本を製作し、全国の裁判所や図書館などで市民に貸し出すなどしてきた。星野真里(28)、斉木しげる(59)、宮川一朗太(43)、岡本麗(57)ら有名俳優陣を起用していたが、共演者の熱演もパーだ。
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