<田原総一朗賞>
ジャーナリストの田原総一朗さんの名を冠したノンフィクション賞が創設された。審査委員には田原さんのほか、休職中外交官の佐藤優さん、ジャーナリストの魚住昭さん、作家の宮崎学さんら、一癖も二癖もありそうな“濃い”面々が顔をそろえた。なぜ今この賞がつくられたのか。【浜田和子】
東京・千代田区で開かれた創設会見。新聞、出版などメディア関係者ら100人ほどが詰めかけた。背を丸め、こぼれそうな目をギョロつかせ、佐藤さんが切り出した。「今、ノンフィクション業界は構造危機にある。私たちは三つの挑発をしたい」。のっけから激しい。
その“挑発”の一つめは「金に関する挑発」。大宅壮一ノンフィクション賞、講談社ノンフィクション賞、新潮ドキュメント賞ともに賞金は100万円。「そうそうたる賞の受賞者には、次作品ぐらいは経済的な不安なく書かせたいが、賞金100万円程度では食いつなぐことができないのが現実。名だたる出版社なら1000万円ぐらい出してほしい。私たちがポケットマネーをかき集め、大出版社と同額の賞金を出すことで刺激を与えたい」。早口で続ける。
二つめは「冠への挑発」。現在生きている人の冠を掲げた賞はきわめて珍しい。大宅壮一ノンフィクション賞にしても、その業績をたたえたものだ。
引用元 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090125-00000005-maiall-soci
