線香が手向けられている自殺現場(大阪府八尾市で)
大阪府内で2003年6月、ヤミ金融の取り立てを苦に夫婦ら3人が心中した事件で、このヤミ金融グループを束ねていた男が指名手配から3年近くたった先月、東京都内で逮捕された。法外な金利で得た不法収益は50億円超に上るが、その行方は今も解明できていない。男の足取りをたどると、組織がなお活動を続けている疑いが浮かび上がった。
東京タワーを正面に望む東京・港区の39階建て高級マンション。11月25日早朝、ジャケット姿の男が18階の一室に帰宅した。後を追うように警視庁の捜査員たちが部屋に踏み込んだ。男は、大阪府警が追い続けたヤミ金融組織のトップ、亀井浩次容疑者(41)だった。
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府警によると、亀井容疑者はかつて、福岡県内を拠点にした自動車窃盗団の一員だった。00年に窃盗容疑で指名手配された後、都内でヤミ金融を始め、数年で7グループ総勢70人もの組織を束ねる存在になり、延べ約6万人から五十数億円もの不法収益を上げたとされる。
このうち強引な取り立てで知られていたのが、鹿児島県出身者らで組織されたグループ。大阪・八尾市の主婦(当時69歳)は03年4~5月、このグループから3万2000円を借りた。深夜に及ぶ取り立てが毎日のように続いた。グループに30万円以上を払ったが「完済」とはならず、同年6月、夫(同61歳)と長兄(同81歳)とともにJR関西線の線路にしゃがみ込んで自殺した。
引用元 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081229-00000056-yom-soci
