■持ち歩きに便利
文庫(A6判)サイズの書籍の多様化が進んでいる。料理本やCD付きのレッスン本といった実用書にも文庫判が登場し、家計簿までサイズダウン。小説なども単行本でなく文庫で書き下ろす例が増えているという。長期不況を背景に、手軽でリーズナブルな文庫サイズの需要が高まっている。(古川有希)
新潮文庫の『100文字レシピ』(川津幸子著)シリーズは、同文庫では初のオールカラー料理本だ。料理本といえばB5判のものが一般的だから、半分以下のミニサイズ。同文庫でも「異例の試み」(担当編集者)だったが、材料とレシピも含めて100文字というコンパクトさは、文庫向きだと判断したという。
江木裕計・新潮文庫編集部部長は「文庫に小説だけを求める時代ではない。『新潮文庫』のブランドイメージに合うものなら、ジャンルを広げていきたい」と話す。
料理本の文庫化で先駆けとなったのは集英社のbe文庫。平成14年に第1号を刊行し、「女性のライフスタイル」をテーマに、料理に限らずノウハウ本や読み物など約160冊までラインアップを広げている。同文庫の木造直美編集長は、文庫サイズが増えている背景について男性読者の存在を指摘する。「この不況で、外食が中心だった男性も自宅で食べる機会が増えている。男性が料理本を買うとき文庫本は手に取りやすいのでは」
引用元 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081025-00000514-san-ent
