自伝:エルダーホステル協会名誉会長・豊後さんが出版 現役世代にも示唆 /大阪
◇「八八歳レイコの軌跡」
◇働く場どう見つける/定年後の生きがい作り
働く戦後女性の先駆者の一人で、高齢者のための国際交流組織作りに第二の人生をかけたエルダーホステル協会名誉会長の豊後レイコさん(豊中市)が、自伝「八八歳レイコの軌跡」を出版した。格差社会の中でどのように働く場を見つけていくか、定年後の生きがいをどう作り出すか。いまの現役世代にも示唆に富んだ一冊だ。【西木正】
豊後さんは1920年長崎市生まれ。高等女学校を卒業後、タイピストとして中国・北京の旧軍司令部などで働いた。家族のほとんどは長崎原爆で死亡、ただ一人生き残った妹が、被爆記録「われなお生きてあり」で68年に田村俊子賞を受けた福田須磨子さん(74年死去)だ。
本好きで旺盛な好奇心を生かして、長崎に開設されたCIE(連合軍民間情報教育局)図書館の職員募集に合格。結婚して大阪に移った後も大阪CIE図書館、大阪アメリカ文化センターに勤め、「図書館を天職」として資料整理や検索の技を磨いて、訪れる研究者らに信頼された。
「いまの若い人は資格や能力でふるい落とされ、天職に出会う機会が減っているのが気の毒。でも、企業でポストを得ることだけが就職ではない。自分で他にない仕事を作り出してほしい。そのひらめきを得るために、ぼやっと考える時間を大切に」
定年まで6年を残して退職。高齢者が旅を通じてさまざまな国の歴史や文化を学ぶエルダーホステル協会の国内組織作りに奔走し、86年の協会創設から01年まで会長を務めた。
引用元 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080921-00000211-mailo-l27
