宝酒造など「純米」で日本酒復権?
低迷が続く日本酒市場だが、純米酒が2年連続で前年実績を上回り、成長路線に転じている。和食や魚介類と一緒に飲まれることの多かったが、洋食や肉料理へと活躍の場を広げていることが追い風だ。日本酒復権のカギを握るとみて、料理との相性を訴求する動きが加速している。
宝酒造は9月に伝統製法を用いた純米酒「松竹梅『白壁蔵』<生●純米>」を発売した。発酵に必要な乳酸を自然の乳酸菌から得る手法で、じっくりと製造。口当たりはまろやかで、やや酸味もあり食事との相性がよいのが特徴。従来の得意先にくわえ、ワイングラスに入れて提供する手法を提案するなど、洋食店などにも売り込む計画だ。
16日には料理と日本酒の相性を訴求する「地酒と料理の宴 2008」が東京都千代田区のホテルメトロポリタンエドモントで開催される。会場には200種類を超える地酒が集合。一緒に楽しむ料理には、ローストビーフや生ハムなど洋風のメニューも並ぶ。
主催者は「日本酒は料理による、合う、合わないが少ないお酒。食卓の中心になるワインなどに比べて、料理の味を引き立たせる」と説明。なかでも米と水のみで製造した純米酒は、個性的な香りを楽しむ吟醸酒に比べて、香りや味がまろやかで、食中酒に最適だ。
食事との相性をさらに訴求した商品も登場している。石川県の小堀酒造店では、肉料理専用の「ぎゅう」を07年に発売。純米酒や吟醸酒には分類されない普通酒ながら、強めの酸味が口の中の肉の脂分を洗い流し、肉のうまみと相性のいい味に仕上がっていることから、静かな人気を呼んでいる。
引用元 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081114-00000020-fsi-bus_all
